耳石によるめまいのセルフケアのご紹介です。
- 急にめまいがする!?
- 病院で薬出されたけど治らへん!
- フラフラが治らない・・・
- メニエル病って言われた。
- めまいがどこに治らない!
めまいにもいろいろと原因があります。
今回ご紹介するのはメニエル病のめまいじゃなくて、耳石の問題、三半規管の問題、眼球運動の問題によるめまいのセルフケアです。
まずはじめにそもそもめまいって???
めまいは、からだのバランスを保つ機能に障害が起こると生じます。
めまいの感じ方は人によっていろいろ。「自分が回っている」「周りが回っている」「雲の上を歩くようにふわふわする」とか言われる方が多いです。
めまいを訴える人の数は、厚生省の国民生活基礎調査によると、約240万人にのぼっています。
多いですよね〜うちにも年間20〜30人は来られます。月に2〜3人ですね。
平衡感覚の器官には三半規管、耳石器、前庭神経、脳幹、視床、大脳皮質があります。どの場所が障害されてもめまいがおこります。
三半規管・・・体の動きをとらえる器官で、回転などの動きを鋭敏にキャッチします。三半規管に障害が起こると体が回転するようなめまいをおこします。
耳石器・・・加速度や重力をとらえる器官です。ここが障害されると、ふわふわするようなめまいをおこします。
前庭神経・・・強い回転性のめまいがおこります。
めまいを大きく分けると
- 耳から生じるめまい
- 脳から生じるめまい
- 眼振によるめまい
の3つに分けることができます。
簡単にですがめまいについてはなんとなく理解できましたか?
あなたのめまいはどれ???
正直に言うとめまいといっても専門的な検査が必要になり、重大な疾患が隠れている可能性もあるのでこの記事だけで判断せず必ず医療機関での検査を受けてください。
いろいろと病院で検査をしても原因がわからないという方はものは試しでやってみてください。
まず耳から生じるめまい耳石問題です。
エプレイ法
患側はベッドの端などに寝て頭を下げ、頭を下げた状態で左右を向き、左右を向いたときめまいが発生する側が患側です。
エプリー法のやり方・手順
① ベッドに座る
② ベッドの端に仰向けに寝て、後ろ側に頭を下げる
③ 頭を後ろに下げたまま患側 斜め前を向く(約45度方向)
④ めまいが治まってから2~3分間そのまま保つ
⑤ 頭を下げたままゆっくり逆側 斜め前を向く(約45度方向)
⑥ 頭はそのままで 体を横向きに寝る
⑦ 頭を下げたまま頭を③ξと逆向きにする(下斜め側)
⑧ そのまま5分間保つ
⑨ ⑤の位置に戻る
⑩ 頭を45度方向に向けたまま体を起こし座る
⑪ 頭を正面に向け少し前に倒す(5分間保つ)
注意点:一人でも可能ですが、できれば専門家にやってもらうことをお勧めします。あと・施行途中でもめまいがひどくなっても継続する。・実施当日は就寝まで寝ない。座位または立位・眠る時も枕を高くするなど細かい注意点も忘れずに。
半規管・前庭系のめまいに関してですが、こちらはより専門的な検査などが必要でその人に合わせたエクササイズが必要になってきます。
耳石の問題でもなく、病院でも原因がわからなければお近くの神経学的に調整をできるカイロプラクティック・整体・オステオパシーに行かれることをお勧めします。
執筆:平野秀一 (烏丸カイロプラクティックセンター院長)