悪阻(つわり)に対する整体アプローチ
目次
妊娠中に当院の調整でつわりもなく超安産だったお母さん
初産でしたが超安産でした。
初めて来院し、ずっと痛かった腰痛の原因が昔の手術した(胸部)ところだと聞いてびっくりしました。マッサージも整形外科も接骨院でも良くならなかったのに、通い始めてしばらくして全く痛くなくなりました。
腰をよく使う仕事ですが、その後も通っていて症状は出なくなりました。
ここに通い始めて1年で念願の子供を授かることができ、また妊娠中も体に配慮して頂きながら施術してもらったおかげで、つわりも全くなく腰痛もなく、初産でしたが超安産でした。
施術もいつも全く痛くなくてとても心地の良いものです。
身も心も和らぎました。☺️
平野さんもとても穏やかな人柄でいい人です!!
歩くのもしんどかったのに帰る頃にはスッキリ。
知人の紹介で行って以来、お世話になっています。ゴッドハンド?てゆうくらい、不思議と、本当に痛くなく、帰る頃にはスッキリ。
丁寧なカウンセリングで患者の体と会話をするように施術、何故こんな症状になってしまうのか、改善するためにはどうすればいいかも、丁寧に説明、相談にのってくださいます。
自分でさえ忘れていた、病歴も当てられたことにはびっくり!足の付け根がはずれるか位の痛さで歩くのもしんどかった時も帰る頃にはスッキリ。
なんでかわからんけど頭も痛い肩も痛いそこらじゅう不調なときも、帰る頃にはスッキリ。
妊娠中の腰痛も赤ちゃんに負担をかけることなく緩和してもらい、お世話になっています。
本当に体がつらいけど、どこに行っていいかわからん!ってゆう方は、1度行ってみられることをオススメします!
京都市 30代 女性 U様 口コミサイト エキテンより
妊娠中のつわりについて
人によって差はあるのですが、妊娠の初期には体のいろいろな変化が起こります。
その1つとして悪阻(つわり)と妊娠悪阻と呼ばれるものがあります。
妊娠5〜6週目から始まり、16週目頃には自然と治ると言われていますが、10週間、つまり約2ヶ月間つわりでしんどい思い、つらい思いをされるので、徒手療法の見解から対策などを書いていきますね。
悪阻(つわり)でお困りの方は参考になさってください。
悪阻(つわり)の原因
悪阻(つわり)は50〜80%の妊婦さんが経験すると言われていて、初産婦に多いです。
明確な原因はないとされているのですが、妊娠に伴いプロゲステロン(ホルモン)が増加することで、消化器官の平滑筋が緩んでしまいます。また子宮が大きくになるにつれて胃を圧迫するので、胃や腸の働きが低下することで悪阻(つわり)が起こりやすいと考えれれています。
他にも下部食道括約筋の圧力が低下することで胃酸が逆流し炎症を起こしやすくなることもあります。(逆流性食道炎)
悪阻(つわり)の症状
- 悪心(吐き気)
- 嘔吐
- 唾液の増加
- 全身の気怠さ
- 頭痛
- 眠気
- 食欲不振
- 嗜好品の変化
悪阻(つわり)の症状は色々で、個人差も大きいです。
症状は早朝の空腹時に多いので、欧米ではmorning sicknessとも言われています。
悪阻(つわり)と妊娠悪阻
悪阻(つわり)と妊娠つわりを区別する基準はないのですが、分類はされているので紹介しときます。
妊娠悪阻は持続する吐き気や嘔吐によって食事困難になって栄養状態・代謝障害が起こりやすく脱水や飢餓状態に陥ってしまいます。
医学的な治療法としては食事療法で初期は対応していきますが、どうしても食事が取れないと言うことであれば輸液療法に切り替えていきます。
悪阻(つわり)の対策
悪阻(つわり)の症状を軽減するために日常生活で食事などの工夫をすると軽減できます。
- 朝起きた時にすぐにつまめる軽食を枕元に置いておく。(クッキーとか。ショートニングなどが入っていないものがいい。)
- 食べたい時に食べたいものを食べる。
- ゆっくりとした時間を作って趣味などを見つけたりする。
- 外出する時は空腹を避けて、アメちゃんなどで糖質補給を心がける。
- 家事や仕事で無理をしない。旦那さんに手伝ってもらう。
初期の頃は母体の栄養だけで胎児は成長できるので、無理に食べずに栄養をバランスを考えた食事、水分補給を気をつけましょう。
妊娠中の栄養管理
妊娠中は太りすぎても痩せすぎても母体や胎児にとってもよくありません。
栄養過多になると妊娠高血圧・妊娠糖尿病・微弱陣痛などが起こりやすく合併症も危険です。
また栄養過小やと胎児発育不全(FGR)・生活習慣病などが心配です。
妊娠時期ごとに取るといい栄養素
妊娠初期(15週ぐらいまで)胎児は母体からの栄養をあまり必要としないので、お母さんに必要な栄養をとるように心がける。悪阻(つわり)の脱水予防のために水分はこまめに摂る。
妊娠中期(15〜27週ぐらいまで)この時期にはどんどんと赤ちゃんが大きくなるので胎盤形成などで血液需要が増えるので鉄分(レバー小松菜・ほうれん草・貝類)・カルシウム(切り干し大根・小魚・煮干し)、赤ちゃんの骨格や筋肉増加のためにカルシウム・タンパク質の食事を心がける。
なお悪阻(つわり)が終わると食欲が増えるのでカロリーオーバーな食事にならないように気をつけましょう。
妊娠末期(27週以降)赤ちゃんは急激に成長してきます。偏りの少ないバランスのとれた食事を少量づつこまめに食べるとこの時期は赤ちゃんが大きくなって胃が圧迫されるので消化器官に負担をかけず、苦しくなるのが予防できます。
ビタミンDも成長には必要なので散歩などで日光浴をすることも大切です。
妊娠の初期には胎児の発育(特に7週目まで)に葉酸(DNAの合成に必要なビタミン)が欠かせません。
ビタミン12(貝類・レバー・海苔)と一緒にとると造血作用に対して働くのでオススメです。
葉酸はアボガド・ほうれん草・レバー・いちごに多く含まれています。
禁止または控えるべき食品
胎児へのリスクを考えると控えるべき嗜好品です。
タバコ・・・本人の禁煙。流産・早産などのリスク。副流煙に気をつける。
アルコール・・・控えるようにしましょう。胎児性アルコール症候群・先天異常など
カフェイン・・・流産・定出生体重児
悪阻(つわり)への調整
肝臓の働き・胃の働き・腎臓の働きなどへ血流を良くしていくように施術を行っていきます。
肝臓の運動や血管に関係するのは肋骨の下の方で、腎臓に関係するのは肋骨と腰の骨のところ、嘔吐の反射区域は首のつけと関係しいて、烏丸カイロでは体を1つの物と考え体のつながりを座りながらゆっくりと調整をおこない施術を進めていきます。
ボキボキ・強い力で圧迫することはありません。
栄養の管理を含めた施術でお母さんと赤ちゃん2人にとって最適な環境を整えるように調整をおこなっていきます。
苦しい・痛いのはお母さんやけど、お母さんが痛がってると赤ちゃんも苦しいと思うんですよね。
実際に患者さんが『妊娠中にお腹の張りがキツくて大変やったんですけど、出産後にあの時は苦しかった子供に言われました(苦笑)』とお聞きしたことがありました。
お腹の中の状況を2~3歳ぐらいまでは覚えているお子さんもいるんですよね。
当院の施術では負担のかからない座りながらや横向き・上向きの状態で施術を進めていき、血流やリンパの流れ・神経のバランス・呼吸が楽にできるように整え、関節や筋肉の負担がかかっているところがあればソフトな施術で、バランスを整えていきます。
また妊娠中の家でおこなえるエクササイズもお伝えして、自宅でご自身でもケアできる環境をサポートしていきます。
痛みがあればせっかくの妊娠ライフも楽しく過ごせないと思います。
当院の施術ががお母さん・赤ちゃんにとって快適なゆりかごになるよう産前産後の健康管理にカイロプラクティック・オステオパシーを是非取り入れてもらいたいと思っています。
妊娠3ヶ月ぐらいから調整は受けていただけるので、妊娠中の体調不良・悪阻(つわり)が長引くなどの症状でお困りでしたらご相談ください。
執筆:平野秀一 (烏丸カイロプラクティックセンター院長)