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自己免疫性疲労症候群(AIFS)の整体師の考えとアプローチ。

慢性疲労症候群と自己免疫性疲労症候群

慢性疲労症候群(CFS)が脳の炎症と関係?


こちらに慢性疲労症候群(CSF)と脳の炎症について書いています。

慢性疲労症候群(CSF)とは半年以上の長期にわたって強い疲労感が続き、以前と同じような健康的な社会生活が送れなくなる複数の症状を含んだ疾患を慢性疲労症候群と呼んでいます。

世界的にも報告されていて特に先進国を中心に報告されているようです。

研究が進み一部の方は原因としては感染症を含めたウイルスや細菌感染、過度のストレスなど複合的な要因が引き金になり、神経・内分泌・免疫系の変調が生じて、脳・神経系が機能障害を引き起こすためと考えられています。

自己免疫性疲労症候群はどう違うの?

自己免疫性疲労症候群(AIFS)とは自己免疫疾患の症状と一緒に強い疲労感と共に、微熱頭痛筋肉痛脱力感思考力の障害うつ症状などを中心とした多彩な不定愁訴を慢性的に訴える症候群です。

医師の研究の中では自己免疫の血液検査で抗核抗体陽性として出てもハッキリとした診断ができない症例の存在が問題が多くありました。

慢性疲労症候群の方でも自己免疫の血液検査が陽性の方も多くみられ自己免疫性疲労症候群(AIFS)の重症型と考えられているようです。

数年前から慢性疲労症候群(CSF)の診断基準を満たさなくても,自己免疫の問題によって不定愁訴とくに疲労を訴えている方たちを自己免疫性疲労症候群(AIFS)と考えられるようになりました。

自己免疫性疲労症候群から慢性疲労症候群、線維筋痛症へと進行するという研究結果もあり線維筋痛症(FM)の特徴的な症状の全身の広範な慢性疼痛と身体の一定の部位の圧痛も自己免疫性疲労症候群(AIFS)の方は訴える人が多いと言われています。

小児の慢性疲労症候群

近年は子どもにも慢性疲労症候群(CSF)発病し、しっかりとした診断がされずに単純に不登校として扱われているケースも少なくないようです。

烏丸カイロカイロプラクティックセンターにご来院の患者さんのお子さんにも不登校までとはいかないが、朝起きても疲労感が抜けないという相談は最近は増えています。

慢性疲労症候群(CSF)のページでも書いたように精神的な問題ではなく身体的な問題だとということを間違えていけません。

診断基準がほとんどが本人の訴えのみに頼るので素人の方も判断しづらい状況だと思います。

また慢性的に不定愁訴を訴える子ども達の半数は自己抗体の代表格とも言える抗核抗体(ANA)陽性であるという研究結果も出ていて医療機関でも診断が難しい場合もあるようです。

慢性疲労症候群とまではいかなくても自己免疫疾患の検査で陽性であれば注意が必要です。

自己免疫ってことは自分で自分を攻撃してるってこと?

そういうことになります。

自己抗体とは、本来、異物を攻撃して体を守ってくれているのですが、免疫系が間違った認識をしてしまい自分自身の正常な細胞や組織にまで過剰に反応して攻撃するためにつくられるものです。

慢性疲労症候群の患者の血液には、約50%の割合で、通常の血液検査では見つからない特殊なタンパク質、mAChR(ムスカリン性アセチルコリン受容体)自己抗体が見つかっています。

自己免疫が脳を攻撃?!

慢性疲労症候群(CSF)のページでも脳の炎症について書きましたが、最近の研究ではウイルスや細菌に感染すると、免疫系が破たんして自己抗体が出現したり、炎症反応で血液脳関門が機能しなくなったりすることがわかってきました。

その結果として血中の抗体が脳内に侵入して受容体を攻撃しています。

血液脳関門・・・脳血管から脳神経細胞へ有害な物質が移行しないように、血液と脳の組織液との間にある物質交換を制御するところです。脂溶性(アルコールなども)や分子量が小さいブドウ糖やアミノ酸などの栄養素は脳へ送り、脳に悪影響を与えないように毒物・薬物は血中へ戻される仕組みになっています。

抗うつ薬などは脳へ到達できるぐらい小さいので鬱など薬は脳へ届くので効果があります。

ということは慢性疲労症候群(CSF)の患者さんの免疫の異常と脳機能の低下は関連しているという捉え方もできますよね。

免疫系統が異常になり、本来存在しない自己抗体が生まれることで、脳の炎症を引き起こすきっかけとなっている可能性もあります。

全ての慢性疲労症候群患者さんが自己抗体を作り脳の機能が低下したり、免疫系の異常があるわけではありませんが、慢性疲労症候群の一部は自己免疫性疲労症候群(AIFS)に当てはまるので、このようなメカニズムが関係しているのかもしれません。

どうすればいいの慢性疲労?

  • 毎日疲労が抜けないず、微熱が続く。
  • 頭痛が頻繁に起こる。
  • 脱力感や思考がうまく働かない。
  • 鬱に似た症状を感じる。
  • 運動もしてないのに筋肉痛がある。

上記のような症状が続く場合は慢性疲労症候群の可能性があり、専門的な機関での検査も必要です。

うつと症状は似ているかもしれませんが、身体的な問題なので、抗鬱剤などを飲み続けても効果がない方は一度、セカンドオピニオンなどで医師に相談することも必要です。

烏丸カイロプラクティックセンターでは原因が不明と言われた慢性疲労症候群の患者さんが年間20〜30人ほどの相談を受けます。

生活週間などの改善も必要ですが、自律神経の専門家として機能神経学などの勉強もしてきて神経の調整を得意としているので、体が元気に回復しやすい状況を作っていくことでサポートをさせていただいています。

接骨院やマサージ店とは違う、専門的な調整が必要な方は一度、ご相談ください。

執筆:平野秀一 (烏丸カイロプラクティックセンター院長)

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