ヒーロー見参

 先日の祇園祭の人では15万人

新町・室町は大渋滞で動かず・・・今日と明日はもっと熱くなる京都です。

祭ネタを続けて来ましたが、ちょっと小休止で違うネタ。

こういう仕事をしていると色々と頂くことがある。

くれる人はいつも大体同じなのですが、本日思わぬ方から治療前に

『先生これお礼です』と紙袋をわたされた


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『えっ!?お礼てどうしたん?なんかした?』

『私ここに来て救われたんです、一時期は自殺も考えて、病院へいってもたらい回しでどうしたら良いかわからなくてしんどかったです。でも今では薬も飲まずにすむようになりました。だからそのお礼です。お酒が好きやていうてたから泡立ちの良いビールグラスです』

と今までにない形で頂いた。 

この方は仕事の問題、家族の問題等などで自律神経失調症できはった。病院いっても薬を渡され 『飲んどいて、良くわからん、気持ちの問題ちゃうの?』と相手にしてもらえず色々と大変そうやった。←何の為の心療内科やねん。僕がした事は体に治療を施し、生活面でのアドバイスを行い半年ぐらいで落ち着いて定期的に体のメンテナンスにくればと月1~2回現在は通院されている。

初めの頃そういえば自殺とかいうてたな~。あんまり気にせず治療してたから忘れたてた(笑)そういえばその方のお母さんにも『娘を救っていただいてありがとうございます』と言われて、『そない大げさな』と笑って突っ込み最近入れさしていただいた。

ご縁で来てもらった人に接するちゅうことは、その人の生活の中に片足ぐらいは突っ込んでるんやな~と思った。そんで片足を突っ込んだからには、したい事が出来たり、出来なかった事が出来たりと僕の施術で来てくれた人の人生にちょっぴりHappyな瞬間のお手伝いが出来ればと思う今日この頃です。 

その人は今日帰り際に笑顔で『私生きてるんです!』と笑顔で帰っていった。なんていうていいか分らんかったから映画のワンシーンのように笑顔で見送っといた。

                   おおきに!

追記

ストレス社会の昨今 自ら命を絶つ方が後を絶たない。一人でもそのような方の力になれたことは大変嬉しい事ですが、改めて人の体を触る事がどういう事なのかを考えさせら、師事している先生が『命と向き合う』という事をいわれていたのを思い出した。うちに来てくれている人は年齢・職業も様々やし、症状も肩こり~痛み・シビレ・自律神経の問題まで様々です。死について考えている人はほとんどいない。そんな中で命と向き合うなんて事は大げさな感じが正直していたし、今も理解はできていない。でも改めてお礼をいわれると、少しは向き合えたのか?と思いますがまだまだ若輩物なのでもっと精進していきたいと思います。

                    

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親父が北海道、オカンが九州の出身、京都で出会い、私が生まれ京都育ちですが京都人っぽくない沖縄の宮古島が大好きです。沖縄の人とよく間違えられます。

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