脇役が日の目を見る扁炉(ピェンロー)

扁炉(ピェンロー、ピョンローとも)て知ってます?

私は先日SNSの投稿で教えてもらいました。

ピエンローっちゅうのは中国で鍋料理で白菜鍋のことです。

読んだことないんですが、舞台美術家の妹尾河童さんの著書「河童のスケッチブック」で紹介されて、 一躍有名になった鍋らしいです。

私が野菜を作っているのは周知のことなんですが、白菜ってあんまり好きじゃなく、鍋にちょろっと入ってるぐらいのイメージで基本的にあんまり食べませんでした。ってか白菜自体を畑でもあまり作っていませんでした。(5〜6個ぐらい)

でもね。

昨日のこのピェンロー食べて白菜に謝りたい気持ちでいっぱいになりました。

白菜ごめん。

それぐらい美味かった。

昨日作った鍋がこれ⇩

白菜以外の具は豚肉と鶏肉のみ。鍋の中では鶏肉と豚肉は白菜でサンドウィッチされてます。

普段はメインな豚肉様も鶏肉様も昨日はもう出汁をとるという屈辱を味わい脇役でしかない。

出汁に味付けはなく、前日から出汁を取っていた干し椎茸の出汁と豚&鳥肉の出汁。

作り方はとてもシンプルです。

白菜の芯は細く刻んで20分ぐらい柔らかくなるまで煮る。

この時に感動したのがふたを開けるとクリームシチューのような香り・・・

白菜恐るべし。

そこに鶏肉を投入し、ごま油で香りずけ。

この時キッチンはごま油と白菜の香りで包まれます。

そして豚肉を入れ、その上に白菜の葉っぱを大量に放り込み香りを閉じ込め蓋を閉める。

春雨も投入してごま油で再度香りづけ。

さらに待つこと20分弱。

完成です。

味付けは?って思う方もいると思います。

味付けは皿によそって各自で塩で味付けして食べていきます。

七味なんかも入れたりしてアクセントをつけるといいらしいですが、うちは切らしていて塩だけ。

食卓には小籠包で有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)のラー油も用意されていましたが、お互いにこれを入れると邪道な気がする・・・と手をつけず塩だけで完食。

なんか食べたくなったでしょ?

あくまでも白菜がメインのこの鍋。

アドバイスとしては白菜を選ぶときは重たいもの、そして霜が降りてくる今の時期の白菜でやるといいと思います。

今日の晩の献立に今からでも干し椎茸で出汁とると間に合いますよ。

詳しいレシピはこちらをご紹介しておきま〜す。

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親父が北海道、オカンが九州の出身、京都で出会い、私が生まれ京都育ちですが京都人っぽくない沖縄の宮古島が大好きです。沖縄の人とよく間違えられます。

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