頻尿のご相談。

急に寒くなったり昼間は暖かかったりでなんか年末感が0ですね。

たまには仕事のことでも書こうかと。

ご家族の紹介で来られた70代の男性。

悩みは数年前から続く頻尿。(夜中のトイレに5〜6回ぐらい)それに伴う睡眠障害。

あとは何かの前には尿意がなくても行く衝動にかられて、行きたいと思ったら待った無しという状態。

男性に多いですよねこういうのって。

病院でも薬を処方されてあまり変化が出ず医者に「こんなもんですか?」と聞いて「こんなもんですね」と言われ諦めていたところ家族の方の紹介で来られました。

問診から色々と気になる部分を教えていただいたので、まずはいつもの通りに施術を開始。

施術としては子供の頃の手術による癒着が大きく、呼吸運動に影響していたので自律神経の問題、尿管から腎臓に対してのアプローチを説明し今日で9回目か10回目かな?

夜中のトイレは2回に減って寝れるようになったと喜んでおられました。

5〜6回て一時間に1回は起きるからそりゃしんどいですよね・・・。

まだ日中の行きたくなったら待った無しの状態は残ってるので、もう少しの調整は必要ですが、なんとかなりそうです。

さてとなんでこんな状態で症状が変わってきたのかなと簡単な考察です。

腎臓は体液量と濃度を調整するっちゅう働きを持っています。

頻尿になるってことはまずはこの機能が低下している可能性が考えられます。

簡単に腎臓の機能を書くと

第1に尿は糸球体で濾過され老廃物と水分を血流から腎臓細管へ

第2に再吸収される水分と栄養素は血液に再吸収されます。

第3に老廃物と水素原子は血流から腎尿細管から排泄されます。

この3つのプロセスが適切に機能することで尿が濃縮され酸-塩基が均衡に保たれ老廃物と水分は溜められるか体から排泄されます。

何回もトイレに行かないとあかんという場合は腎臓と内分泌、神経系の働きが低下し3つのプロセスに問題が起こっている可能性が考えられ、うちの施術で自律神経の働き、脳下垂体や視床下部・腎臓といった部分に対してのアプローチで体内の水分調整つおよびナトリウムの調整がうまくいき始めたのかなと考えています。

筋骨格系の問題以外にもカイロプラクティックやオステオパシーの可能性って結構あると思うんです。

世の中には「年のせい」「症状と仲良くしていくしかない」なんてことも病院で言われたりで、「しゃーないのか・・・」と諦めている人も多いと思います。

なんでもかんでも施術できるわけではないけど、なんとかなる問題もありますよ。

来年はまた学会で発表の予定で忙しいですが、内容が無いようなブログもたまに更新しつつ、症例なども適当にあげていければと思っています。

ハイテク日記も今年はあと1回2回かと思いますが、たまに覗いてやってください。

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親父が北海道、オカンが九州の出身、京都で出会い、私が生まれ京都育ちですが京都人っぽくない沖縄の宮古島が大好きです。沖縄の人とよく間違えられます。

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