梅雨明けしたような暑さとともに祭始まる。

今朝、朝一の方が向いの家で着物着てる人がいっぱいいたけどあれ何?と質問されていました。

そう、それが切符入りなんですよ。奥さん!ブログ読んでや。

四条通りにも提灯と小さな鳥居が函谷と月鉾あたりまで着きましたね。

祭が始まりました。

明日がくじ取り式と言って山鉾の巡行の順番を決める儀式が市役所で行われます。
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くじ取り仕切って何?

くじ取り式は、山鉾の先陣争いが絶えなかったため、応仁の乱からの巡行復興と同時期の明応9年(1500)に始まったとされている山鉾の順番を決める儀式です。

昭和28年からは、現在の市議会議場が会場となっています。

私がいる郭巨山は一昨年かな?2年連続で山一番になったんですよ!

平成24年から大船鉾が復活し山鉾33基のうち、長刀鉾などあらかじめ順番が決まっている 「くじ取らず」の9基をのぞく24基の順序をくじで決めます。

そのくじ取り式が毎年7月2日に行われます。

各山鉾町の代表たちが羽織、はかまの正装で同議場に集まり順番に議長席前でくじを引いて、立ち会いの市長がそのくじを見て大きな声で順番を読み上げるそうです。

順番によっては縁起を担ぐ人もいるみたいで、たとえば安産の神様とされる神功皇后を祀る占出山は、巡行順が早いとその年のお産は軽いとされ、そのくじ順は妊婦さんたちに注目されているんですって(多分、町内の人ぐらいしか知らん情報)

くじ取らずの山鉾

長刀鉾は常に一番先頭です。

神の領域に33基を率いて進むため、しめ縄を断ち切って結界をとくという役割があります。

先祭の5番目を行く函谷鉾、21番目の放下鉾、22番目岩戸山、23番目船鉾、

後の祭の先頭を行くくじ取らずの橋弁慶山、2番目の北観音山、南観音山、最後尾の大船鉾はそれぞれ、24,25,29,33番ということになっているんです。

切符入りが終わり囃子方がいる山鉾は二階囃子へ。

先ほど函谷鉾がコンチキチンともうお囃子を鳴らされていましたよ。

二階囃子ってなんやの?

二階囃子は切符入りを済ませた山鉾のお囃子方が各お町内の会所でお囃子の練習をすることです。

夕方19:00からコンチキチンとなり始めます。

うちの仕事場は放火鉾や月鉾のお囃子が聞こえてくるのでこの時期の19:00〜の治療はお囃子の生演奏です。

二階囃子が好きで回っている人もいるぐらいで、人気のない街に明かりがポツンとそこから流れてくれるお囃子はなんともいえん風情のあるもんですよ。

そうそう。去年から祇園祭の「休み山」の一つ「鷹山(たかやま)」を復活させようと、地元住民らが再興に向けて動き出し多そうです。

200年ぶりの巡行再開を目指し、囃子(はやし)方を誕生させ、去年の5月には「鷹山保存会」(山田純司理事長)を設立してお囃子を稽古(けいこ)する「二階囃子(にかいばやし)」が去年「189年ぶり」に町内に響いた。と去年ニュースになっていましたね。

今年は鷹山のお囃子でも聞きに行かれたらどうですか?

二階囃子オススメです^^

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親父が北海道、オカンが九州の出身、京都で出会い、私が生まれ京都育ちですが京都人っぽくない沖縄の宮古島が大好きです。沖縄の人とよく間違えられます。

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