7月16〜18日までマニュアルメディスン研究会の勉強会に参加してきました。
土曜日の予約などお断りした方は申し訳ありません。
曇りがちな天気の中、おしんこ京都組&岡山からの先生を拾い一路、木曽御岳王滝村へ車を走らせました。
去年は台風を追いかける形で向かったのですが、今回は曇りということでマシ。
車中は勉強会に行く雰囲気はゼロ。昼に食べる美味しい蕎麦屋を見つけるだのご当地のソフトクリームは必ず食べる!など紳士淑女がワイワイガヤガヤと向かっていました。
この勉強会はとても変わっていて、もちろん手技療法の研究も兼ねてなんで座学やテクニックの勉強もするんですが、その勉強会の合間に滝行をするっていうこの業界では初の試みを去年からされています。
初日は勉強をする前に滝に入るので宿泊する部屋はご覧の通り(笑)
行衣と褌が暖簾のようにかけられてます。
滝に打たれて学びを深めて長い長い1日目が終わり、2日目は勉強して休憩時間に滝に打たれるというまさかのスケジュール。
でも私は2日目の朝はどうしても滝に一人で入りたかったので、朝ムクッと起きて新滝というところで滝に打たれてました。
落差は30メートルほどの自然の直瀑。
水は冷たく空気は重かったです。
滝場ままでの道のりにツキノワグマの出没注意と書かれていました。
出会っていたら熊も私もお互いに無事ではないと思うのでこのブログは書かれていなかったと思います。
2日目の講義と滝行も無事に終えて夜はマニュアルメディスン研究会の25周年のセレモニーが行われ、微力ながら鯛の姿作りを提供させていただきました。
前日に仕入れておいた天然真鯛 3キロを受講生の前で形にして行ったのですが、見られながやるのはいいのですが、皆さん沈黙してるから静まり返った部屋でやりにくいったらありゃしませんでしたよ(笑)
多分、私は治療業界で日本で一番魚をさばくのがうまいと思います。治療には全く関係ありませんが・・・。
花束の贈呈式も行われて美味しいお酒と美味しい魚で盛り上がり、部屋に帰ると遅くまで語りあっていました。
3日目は滝行だけなので、講義はなく前日に私が一人で入った新滝へ。
去年もそうなんですが、3日目は1日、2日目の悪天候が嘘のように快晴。
遠くに望むのが霊峰 御嶽山です。
これはみんなの心が清浄されての快晴やな〜と思います。
こんな素晴らしい体験は早々できるものでもありません。御嶽山とご縁をいただけ感謝です。
最終日に入った新滝。
朝、一人で打たれているといつもと違うものを感じ言葉にはしづらいんですが、とてもいい体験でした。
口伝の秘法も伝えてもらえたので、これからの行にも精進していきます。
清滝も最後にみんなで見に行ったんですが太陽の日差しで昨日までとは違う雰囲気でした。
今回の滝場ではみなさんよりも多少の経験がある私が滝に入る作法を私が代表してさせていただき、それもまた貴重な体験でした。
それぞれの方がそれぞれの感じ方で良い滝行をされたことと思います。
滝に打たれるってことは簡単ですが、難しいことです。
危険なこともあるし、それでも自分と向き合うということ、自然と一体になるというか、自然に守られている生命としての深い部分にアクセスできるというか続けることでそれぞれで見えてくることもあると思うので滝を好きになってくれるといいなと思います。
今回の研修のおかげで元板前さん?(元魚屋です)とか滝に打たれる滝ニストのイメージが強くなりましたが、この3日間で新たな滝ニストは確実に増えているはずです(笑)
全員の先生と滝に打たれることで私もとてもいい経験をさせていただきました。
快く送り出してくれる妻にも本当に感謝です。
大場先生をはじめ、伊澤先生、受講生の先生方、本当にお世話になりました。また来年も御嶽でお会いしましょう。
ありがとうございました!