インフルエンザのワクチンってどうなんやろう。

この時期になるとよく聞かれる「インフルエンザの注射ってしたほうがいいんですか?」てことについて書いてみたいと思います。

まぁ聞かれても知らんがな。と思うのですが、仕事がらそういうわけにもいかず知っている知識を持ってお話しさせていただいています。

賛否両論はあると思いますが これに対しては個人的な意見で申し訳ないんですけど、どっちでもいいと思いますよ。とお伝えしています。

「何なん!?インフルエンザにかかれっていうてるん?肺炎や脳症になったら責任とってくれるんですか!!!!」と無責任に聞こえるかもしれませんが、いろいろと理由があるんですよ。と話は続くのでまぁ落ち着いてください。

一時期色々と調べていたことがあって、少しまとめてみました。

普通の人は見ないと思うのですが厚生労働省のHPではインフルエンザワクチンの接種に対してこのように記載されています。

Q.ワクチンは効果があるのですか?
インフルエンザにかかる時はインフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。
ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が起こります。この状態を「発症」といいます。ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています。

Q. 乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性について教えて下さい。
乳幼児のインフエルエンザワクチンの有効性に関しては、報告によって多少幅がありますが、概ね20~50%の発病防止効果があったと報告されています※。また、乳幼児の重症化予防に関する有効性を示唆する報告も散見されます。
しかし、乳幼児をインフルエンザウイルスの感染から守るためにはワクチン接種に加え、御家族や周囲の大人たちが手洗いや咳エチケットを徹底することや、流行時期は人が多く集まる場所に行かないようにすることなどで、乳幼児がインフルエンザウイルスへ曝露される機会を出来るだけ減らす工夫も大切です。 厚生労働省HPより抜粋

まとめると一定の効果そして20〜50%の確率で予防の効果があると記載されてるんですね。

その他は長々と書かれていますが、予防法やら鳥インフルエンザとの違いとかなどが記載されています。

でもインフルエンザの予防接種の有効性は上にあげたことぐらいしか書かれていません。

あーいうページって難しく書かれていますが、簡単に言うと100人の人が打ったら50〜80人の人が感染する可能性があるってことです。まぁ博打みたいなもんですよ。この数字は・・・

もしかかってしまったら、寝て養生してればそのうち熱も下がると思います。

40度を超える高熱が続くようなら医療の処置が必要だとおもますが、いうてもインフルエンザも風邪の一種です。

インフルエンザウイルスといっても200種類ほどある風邪のウイルスの一つなんですよ。

他にあげるとウイルスでいうとテラノウイルス、アデノウイルスなどもあります。

ただ感染力が強くて微熱だの熱が続くなどの風邪に比べると高熱は続くし寒気が半端ないしちょっと派手ですよね。

でもインフルエンザだけじゃんくアデノウイルスの風邪も高熱が続くんですよ。これも同じウイルス性の風邪です。

インフルエンザは基本的には4〜5日、長くて1週間寝てれば治ります。

そしたらワクチンは聞かないってこと?

インフルエンザワクチンっていうのは不活化ワクチンといってその年にはやるやろうな〜?っていうウイルスを殺して活動できなくしてから培養して注射します。

これは感染力が強いのと体内に入るとすごい勢いで変異するウイルスなので殺してから注射するんですね。

これとは逆に生ワクチンってあるんですが、はしかとか麻疹(ふうしん)とかポリオとかのワクチン接種です。あれは毒性の弱いウイルスを見つけて増やしてから体に入れて、軽〜く病気にした状態で免疫を作るって方法です。

不活化ワクチンは生ワクチンとは違って弱い抗体しか作れないんです。そして驚異的なスピードで変異するインフルエンザウイルスには対抗できないワクチンと言われています。

肺炎や脳症にかかるって言われてしそれが心配・・・

これについても調べたところ、インフルエンザ=肺炎や脳症と直結するわけではないようです。

高齢者はインフルエンザにかかると肺炎が心配と言われていますが、普通の風邪でも高齢者はこじらせれば肺炎になります。そして高齢者の肺炎の原因って誤飲や嚥下障害からの肺炎の割合が多いと言われています。

インフルエンザ脳症も幼児などのお母さんは心配されていると思いますが、脳症ははしかや他のウイルスでも起こると言われていて、インフルエンザにかかった時に発症するからインフルエンザ脳症と言われています。

脳症自体は死亡率も高く後遺症が残る場合もあり危険で日本で多いとされているので心配ですよね。

一部の解熱剤(非ステロイド解熱薬)やタ◯フルなどとの因果関係もあるようですが、未だにはっきりとはしていません。

他の感染症でも脳症にかかるということなので、インフルエンザだけが危ないって認識も改めたほうがいいのかもしれません。

そしたらどうしらええの?

簡単にまとめましたが、以上のことも含めてワクチン的にはどうなのかな〜と思うので、打っても打たなくてもいいんじゃないですかとお答えしています。それよりも質の良い睡眠やちゃんとした食事、体を動かしたりして免疫を下げないことをしているほうがいいと思います。

また小さなお子さんがいるお家は人ごみに出かけない、連れ出さないなどの予防線をしっかりとしておくことも大切だと思います。

社会的には冬になったら打とうぜ!ってなっているので後ろめたい気持ちやインフルエンザになると怖い・・・と思われる方も多いでしょうが、私は高校生の時にかかって以来なっていません。

別に滝行してるからじゃありませんよ。体の中に抗体ができているんだと思います。

あの時は辛かった・・・阪神淡路大震災の時にマックスしんどくて揺れてるのか自分が回ってるのかわからずに、姉の悲鳴とオカンが部屋に飛び込んできたことしか覚えていません。

今の世の中はウイルスが流行っていても繁華街や満員電車で通勤しないといけない人も多いと思うのでマスクなどで予防するのも一つの方法です。

あともしかかってしまったら高熱が出てる状態って解熱剤などで下げたくなると思いますが、熱を下げてはいけませんよ。

熱が上がっているということは体の中でウイルスをやっつけよう、ウイルスの働きを抑えよう(39度ぐらいでウイルスは増えなくなる)としているのでそこで下げると治りも遅くなりますし、解熱剤などとの因果関係もはっきりとしていないのでリスクが増えるように思います。

幼児の場合は熱が上がると熱痙攣を起こす場合もあり、その場にいるお母さんはギョッとすると思いますが、2〜3分で治ってその後スヤスヤと寝るなら大丈夫かと思います。15分以上続く場合や左右で痙攣の仕方が違う場合はすぐに医療機関で見てもらった方がいいです。

私も以前に多分、保険の関係でワクチンを一度だけ打った時に、仕事ができないぐらいしんどくなって以来打たないようにしています。

そして調べた内容が簡単にまとめましたが上のような内容です。

最終的には自己判断になると思いますが、打たれる際の参考になればと思います。

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親父が北海道、オカンが九州の出身、京都で出会い、私が生まれ京都育ちですが京都人っぽくない沖縄の宮古島が大好きです。沖縄の人とよく間違えられます。

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