症例は真面目に書きます。肩の痛み

毎日毎日さりげなく太陽はギンギラギン。

外国人の観光客のおじさんと日本のおじさんを見てふと思ったことがあります。

外国人は禿げていても横とかでも短く髪をきれいにカットして頭頂部も中途半端に生えていない。

日本のおじさんは横も少し長く頭頂部の数十本の髪の毛を頑張って残そうと必死な感じ。

たまたまやろうけどたまたまやろうけど。

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 先日の症例に続いてまた症例です。

男性 50代 主訴 右肩の痛み 外胚葉型

随伴症状 右肩のコリ  既往歴 左腎臓がん摘出 心膜炎

一年ほど前から右肩だけが急に凝るようになり数ヶ月前から腕を後ろに回したりするのが痛くなってきて来院されました。

初診時の問診と検査では腕を上に上げるのは大丈夫で、後ろに回すことと右肩のコリだけが顕著に痛みを訴えられています。

1回目 アルコールをよく飲まれるので脂肪肝及び腹部の圧力亢進、小骨盤腔の圧力が高いような印象を受け、胸郭部分の力強さがなく圧力の低下がみてとられ骨盤(仙腸関節)の可動性と肝臓に対しての調整をおこない痛みは10→6に。可動性も改善。

2回目 肝臓はまだもう少し調整が必要そうなので施し右の顎の調整と足からのリンパ循環の調整

3回目 痛みは少し残るものの10→4ぐらい。肩のコリは消失し、ここで初回から少し気になっていた頚椎の神経に対しての調整。

4回目 可動域にはほぼOKで少し痛みが残る状態で痛みは2・3ぐらい。全身の調整と頭蓋の調整。

5 回目 後ろに回すと ある角度だけピリッとするとするという状態。後ろから見ると腕を後ろに回す時に体を使って動きをだそうとするから気になった一点を抑えて動かしてもらうと ピリッとする感じは0。足から触れていき肋骨など横隔膜周辺を中心に調整し背骨の動きの調整で調整後は痛みなく様子を見てもらう形をとりました。

【施術後の考察】

長年の慢性的な肩こりとは違い問題はある一定期間から急にコリが始まったことそれから徐々に肩の可動域が狭くなり痛みが発症したこと、OPのあとをみると傷口は大きくところどころ皮膚の赤みを帯びている状態で見るからに中で癒着してるんやろうなという感じでした。

最終的に問題は体の内部の問題、膜(肝鎌状間膜・中肝静脈)などの緊張かなと思います。

自分も含めて痛みのあるところにどうしても目がいきがちになる。それは仕方がないことやとは思うけど改めて全身の中の症状、症状を通しての全身を捉えないとあかんなと思う症例でした。

この方も早く治ってよかった~と安堵の表情を浮かべられていたのでよかったです。

主訴の痛みや可動域は寛解とさせていただいたけれど、もう少し定期的に診させてもらっておかないと再発する可能性と違う状態で痛みを発する可能性は十分に考 えられるのであとは相談してより良い状態をキープしていくことと細かい問題を解決していかんとあかんというところです。

『痛い』という状態は色々なところからやってきます。外傷はもちろん筋肉や構造的な問題、我々が普段意識することのない体の内側の緊張や内臓の機能低下、感情的な問題、もしかしたらトラウマなどもあるかもしれません。

何がその痛みを発しているのか?

うちでは症例として書かしてもらったように来院時の体の状態とこれから掘り起こされる問題を調整し、大げさかもしれませんが過去(原因)現在(症状)未来(健康)を繋げるという形で体のバランスを整えていくようにしています。

その人によって寛解までの時間は様々ですがお気軽に相談していただければお力になれます。ご連絡くださいませ。

おおきに!

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親父が北海道、オカンが九州の出身、京都で出会い、私が生まれ京都育ちですが京都人っぽくない沖縄の宮古島が大好きです。沖縄の人とよく間違えられます。

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