いいえ。違います(笑)
患者さんの声と考察です
男性 35歳 会社員 幼馴染のY
主訴
肩甲骨周辺の痛みそれに伴う心臓あたりの痛み
随伴症状
椎間板ヘルニア 腰痛(長い時間立つと腰が痛い)
左手甲 人指し指のしびれ感 感覚の鈍さ
首から後頭部 肩こり
偏頭痛
顎関節症
現病歴
主訴・随伴症状は20代中ごろから慢性的。
2年前の交通事故後(車にひかれる)にしびれ感と首の痛み・腰痛の悪化。顎関節症もそのときに悪化(本人談)
既往歴
腰痛椎間板ヘルニアL5 S1
顎関節症(高校生の時から閉じる時の痛み)
治療の内容を書いてもしゃーないし『なぜか痛みがなくなった』と書いてあるので、特別不思議なことをしていた分けちゃうから考察を交えながらチラッと記しときま~す。
大手マッサージチェーンや接骨院(保険診療でワンコイン)でカラダの調整をしてたけど対処的なことよりも根本から何とかせなと思ったらしく1月の末ごろに相談を受けた。
年齢や初診での聞き取りで心臓の疾患ではないと判断しクラシカルオステオパシー治療を開始。(クラシカルオステオパシーというテクニックを使って施術なので、治療という言葉を使っています)
L5-S1間にヘルニアがあって、ドナルドダックみたいな姿勢やからクラシカル的に考えるとL3に病変(関節の可動性)が顕著に観られ、本人は交通事故後に悪化とか言うてたけど、以前から症状は進行していたと思う。
カラダの構造的なことを考えても歪みは酷く、カラダの体腔内圧がおかしくて血管やリンパの流れも悪く、カラダの中が酸化(アシドーシス)して内臓の機能不全・むくみ(浮腫)とかが引き起こされ、腰痛の3番とその動きをかばう様に胸椎の歪みが起こる。
その状態が胸椎のバランスを崩し、肩甲骨周りや心臓周辺の痛みが起こりやすく、さらに骨格の歪みが腸の運動性や腹膜の緊張で足のバランスが崩れて立ってると腰に痛みが出やすいカラダやったのかと。
ヘルニアは私たちの業界では禁忌症(治療してはいけない疾患)なので、胸郭と腹部の調整を中心におこない、5回ほどで主訴と随伴症状は消失したので腰部にもクラシカルオステオパシー治療を施し、結果腰の痛みも大幅に軽減という結果になりました。
素人の人はどうしても痛いところに目がいきがち。揉んで治るんやったら揉むで。電気当てて『凝ってーますね~♪』とかやってるほうが楽やっちゅうねん。
でもそれやと治癒に導くことは難しいのよ。
なんや特別不思議なことして痛みがなくなったわけじゃなくて、解剖生理学的にカラダを観させてもらって、カラダを治療して、カラダに任せた結果まだまだ治る元気が残ってたということ。
治るプロセスは人それぞれ違うやろうけど、そのカラダには存在する。
決して私が治したわけではない。治って良かったね♪私もいい勉強になりました。
おおきに!
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